京都府感染症情報センターからのコメント
(2017年第48週:11月27日~12月3日) No.288
京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生
感染性胃腸炎は定点あたり6.51件と今週も増加しています。京都市左京区では定点当たり20.00件と警報レベルとなっています。A群溶血レンサ球菌咽頭炎、手足口病、RSウイルス感染症、流行性耳下腺炎、ヘルパンギーナの発生数は大きく変化はありません。
インフルエンザの報告が定点あたり0.96件ありました。まだ流行レベルには至りませんが、全国各地、京都市では既に流行の指標となる定点あたり1件を超えています。全国的にインフルエンザの流行期に入っています。最大の予防は手洗いなどを日々徹底することです。自分の身を守るとともに、せきやくしゃみがでるときはマスクをして咳エチケットに留意しましょう。
全数報告対象の感染症は結核が25件、レジオネラ症が1件、カルバペネム耐性腸内細菌感染症・侵襲性肺炎球菌感染症とバンコマイシン耐性腸球菌感染症がそれぞれ1件報告されました。また、基幹定点からマイコプラズマ肺炎が1件、眼科定点から流行性角結膜炎が6件報告されました。
京都府感染症情報センターホームページのアドレス