京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2018年第13週:平成30年3月26日~4月8日)No.305

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は、4.18件とやや増加しました。京都市左京区で定点あたり13.25件と警報レベルとなっています。その他の感染症の報告も先週までと比べて著変ありません。

全数報告対象の感染症は、結核が4件、アメーバ赤痢が1件 、侵襲性肺炎球菌感染症が3件報告されました。また、基幹定点の報告として、ロタウイルスによる感染性胃腸炎が3件、流行性角結膜炎が4件報告されました。

「赤痢」と呼ばれる病気には、細菌性赤痢とアメーバ赤痢があります。今週定点報告において報告されたアメーバ赤痢は赤痢アメーバという原虫の感染を原因とする病気です。 アメーバ赤痢の原因は大腸に寄生する赤痢アメーバと呼ばれる原虫の一種です。栄養型(いわゆるアメーバー運動をして活発に動く)とシスト型2つの形態を取り、外部環境に強いシスト型を摂取することで経口感染します。具体的には海外旅行などで汚染された飲食物を摂取することや性行為が原因で感染し、典型例は粘血便などの下痢、テネスムス(しぶり腹)、腹痛で発症します。まれに肝膿瘍や脳・肺・皮膚などの腸管外に合併症を来します。細菌性赤痢と原因は異なりますが、ともに赤い便(赤痢)をきたし、感染地域である海外で生水、氷、生野菜や生の魚介類、カットフルーツなどから感染することが多いです。

海外渡航の折には、厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページなどで、前もって渡航先の国の感染情報などを見て、予防策を確認するようにしてください。

 

京都府感染症情報センターホームページのアドレス

http://www.pref.kyoto.jp/idsc/

4月11日 午前保育

平成30年度の保育が、本日より始まります。
本日は、11:30降園です。
帰りの2番バスの到着が、14:00に近い方もいらしゃいます。
バスに乗らず、幼稚園へお迎えに来られることもできます。
お迎えの場合は、バスの出発する11:30までに、幼稚園へご連絡ください。

また、お迎えは11:30のバスが出発した後に、幼稚園内にお入りください。

ちゅうりっぷ組 先生から一日の過ごし方をお話ししてもらっています。

ひまわり組 朝のお歌をみんなで歌います。

4月9日 進級式

本日は、進級式です。
クラスの発表と、担任紹介、教職員の発表を行います。
12:30集合、13:00開始です。
みなさんそれぞれの新しいクラスになり、また一年間、楽しく過ごしていただきたいと考えております。
明日10日は、入園式です。新入園児さんは、9:30に集合してください。10:00より開始いたします。
また、在園児さんはお休みです。
11日より保育が始まりますが、11日は11:30降園です。

4月4日 新入園児さん保育料手続き日

本日、PM1:00~3:00まで新入園児さん対象の、保育料手続き日です。
シール帳や、クラスバッチをお受け取りいただきます。
ご家族のどなたかが、取りに来ていただくだけで、大丈夫です。
宜しくお願い致します。
平成30年度4月入園の対象園児さんのみです。
在園児さんは、進級式にお越しください。

京都府感染症情報センターからの

京都府感染症情報センターからのコメント(2018年第12週:平成30年3月19日~25日)No.304

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

今週、インフルエンザの報告数は定点あたり4.22件となり府内のすべての地域において警報レベル以下となりました。

感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は、4.00件とよこばいです。その他の感染症の報告も先週までと比べて著変ありません。

全数報告対象の感染症は、結核が7件、レジオネラ症が1件、侵襲性肺炎球菌感染症が2件報告されました。また、基幹定点からマイコプラズマ肺炎が2件、眼科定点から流行性角結膜炎が8件 報告されました。

2017/2018シーズンのインフルエンザの報告者数は例年に比べ大きく上回りました。ピークであった2018年第5週の全国での定点あたりの報告数は54.33件と1999年4月以降最高となっています。定点医療機関からの報告をもとにした、全国の医療機関を受診した患者数の推計も、2018年第3週から第6週の期間で推計約239~283万人と、近年のピーク時に観察される、週間200万人前後を大きく上回りました。今シーズン第10週までの累積推計受診者数は約2104万人でした。同様に累積入院患者数は18653例とこちらも近年を上回っており、特に70歳以上の高齢者が9955例(53%)を占めました。

近年は、AH3亜型もしくはAH1pdm09亜型が1年間隔で流行の主体となっていたが、今シーズンは、流行の開始頃からB型の割合が高く、B型が流行の主体となっていることが特徴でした。過去にもB型が多くみられた年は大きな流行シーズンとなっています。今年のピークは過ぎましたが、日ごろからの手洗い、うがいなどの手指衛生を徹底し、咳エチケットを守りましょう。

 

京都府感染症情報センターホームページのアドレス

http://www.pref.kyoto.jp/idsc/