京都府感染症情報センターからのコメント
(2018年第46週:平成30年11月12日~11月18日)No.338
京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生
感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は5.04件となっています。その他の感染症は先週から著変ありません。京都市左京区で感染性胃腸炎が定点あたり21.00件と先週に続き警報レベルとなっています。また、乙訓と左京区では水痘が注意報レベルとなっています。
全数報告対象の感染症は、結核が12件、カルバペネム耐性腸内細菌感染症と 風しんがそれぞれ1件、侵襲性肺炎球菌感染症が2件、百日咳が3件報告されました。また、基幹定点の報告として、マイコプラズマ肺炎が1件、流行性角結膜炎が7件報告されました。
今年流行拡大をみせている風疹の患者数が、全国で2032人となり2012-13年以来となりました。1週間当たりの新規患者数は139人と3週連続で減少していますが、大阪府や福岡県では、まだ増加しており注意が必要です。
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