以下は、京都市長からの注意喚起です。
京都市民の皆様,事業者の皆様へのお願い(注意喚起)
京都市民・事業者をはじめ,多くの皆様の感染拡大防止のための御尽力に敬意を表し,改めて,御礼申し上げます。
6月25日以降,20日間連続して感染者が発生し,直近1週間で45人の新規感染,13人の感染経路不明を確認しています。20代から40代の方が76%を占めており,パーティや飲み会を契機とするクラスターの発生,これらの感染者が二次会,三次会で利用した接待を伴う飲食店の従業員や家族・同僚への広がりが見られることから,京都市では,改めて危機感を,全庁,また,市民,関係者の皆様と共有し,直ちに接触者等の徹底調査を行い,医師の判断の下,広範囲にPCR検査を実施し,感染拡大防止に全力で取り組んでいます。
市民の皆様,事業者の皆様の安心・安全をつくるため,あらゆる立場の人に,改めて,新しい生活スタイルの徹底をお願いします。
【市民の皆様,旅行者の皆様へのお願い】
・ 引き続き,「三つの密の回避」「人と人との距離の確保」「熱中症に注意しながらのマスクの着用」「こまめな手洗い」など,感染しない,他の人にうつさないための「新しい生活スタイル」の徹底をお願いします。
・ 飲み会や飲酒を伴うパーティ,二次会,三次会,長時間にわたる会合,夜遅くに接待を伴う飲食店での感染が多く見られます。食事,飲酒の場では,マスクができない,料理の取り分けや回し飲み,近接して大声を出すなど,感染リスクが高まる行為が生じます。長時間の飲酒等は避け,「控えめな会話」「こまめな手洗い」「座席の間隔や人と人との社会的距離の確保」「会話の時はマスクをする」などの徹底をお願いします。
・ 若い方の感染が多く,御自分は大丈夫と思っているかもしれませんが,御家族に,小さな子ども,高齢者,基礎疾患ある方,社会福祉施設や医療機関で働かれている方が居らっしゃれば,重症化のおそれのある方への感染リスク,集団生活や介護等を通じての感染拡大のおそれが生じることになります。ハイリスクの方の命を守るため,拡大防止のため,一人ひとりが感染に十分警戒することが必要です。
・ 市民の皆様,旅行者の皆様におかれましては,体調が少しでも気になる場合は,医師の診断を受け,くれぐれも旅行や移動を控えていただくようお願いします。
【事業者の皆様へのお願い】
・ 飲食店等に携わる皆様は,座席の距離の確保,接待を行う場合の社会的距離の確保,対面しない配席,対面する場所のアクリル板等による遮断,定期的な消毒や換気など,業種別ガイドラインに基づく,感染予防対策の徹底をお願いします。
・ 従業員の方の健康管理に注意し,体調の悪い従業員は自宅待機や医療機関への相談を徹底するようお願いします。
・ 「京都市新型コロナあんしん追跡サービス」の積極的な利用をお願いします。
京都市も,市民の皆様の安心安全のため,引き続き,国や京都府,医療機関,経済団体をはじめ,地域の皆様と一層連携し,感染拡大の防止に全力を挙げて取り組んでまいりますので,皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。
令和2年7月15日
京都市長 門 川 大 作