京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2022年第6週:令和4年2月7日~令和4年2月13日)No.503

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

令和4年第6週の報告です。感染性胃腸炎が定点あたり2.12件と減少しました。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。全数報告対象の感染症は、結核が4件報告されました。基幹定点と眼科定点の報告はありません。

 

新型コロナウイルス感染症の京都府内での発生状況については こちらをご覧ください

 

 

京都府感染症情報センターホームページのアドレス

http://www.pref.kyoto.jp/idsc/

 

京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2022年第5週:令和4年1月31日~令和4年2月6日)No.502

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

令和4年第5週の報告です。感染性胃腸炎が定点あたり3.19件と減少しました。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。全数報告対象の感染症は、結核が5件、クロイツフェルト・ヤコブ病と侵襲性肺炎球菌感染症がそれぞれ1件が報告されました。基幹定点と眼科定点の報告はありません。

 

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京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2022年第4週:令和4年1月24日~令和4年1月30日)No.501

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

令和4年第4週の報告です。感染性胃腸炎が定点あたり4.84件と減少しました。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。全数報告対象の感染症は、結核が10件、梅毒が3件報告されました。また、基幹定点も眼科定点も報告はありません。

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京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2022年第3週:令和4年1月17日~令和4年1月23日)No.500

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

令和4年第3週の報告です。感染性胃腸炎は定点あたり6.68件と増加しました。3週間前より徐々に増加しています。その他の感染症は大きな変化はありません。全数報告対象の感染症は、結核が7件、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件報告されました。また、基幹定点の報告はありません。眼科定点の報告は流行性角結膜炎が1件報告されました。

 

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京都府感染症情報センターからのコメント

(2022年第2週:令和4年1月10日~令和4年1月16日)No.499

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

感染性胃腸炎が定点あたり6.03件と増加しています。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。

全数報告対象の感染症は、結核が5件、腸管出血性大腸菌感染症が1件 、侵襲性肺炎球菌感染症が 2件報告されました。

基幹定点の報告はありません。また眼科定点の報告もありません。

 

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京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2022年第1週:令和4年1月3日~令和4年1月9日)No.498

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

令和4年第1週の報告です。

感染性胃腸炎は定点あたり4.08件とわずかに増加しました。その他の感染症はいずれも減少もしくはほとんど変わりません。

全数報告対象の感染症は、結核が5件、A型肝炎が1件報告されました。また、基幹定点の報告はありません。眼科定点の報告もありません。

 

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京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2021年第52週:令和3年12月27日~令和4年1月2日)No.497

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

令和3年第52週の報告です。

感染性胃腸炎は定点あたり3.62件と減少しました。手足口病も定点当たり0.38件と減少しました。全数報告対象の感染症は、結核が3件、レジオネラ症が2件、アメーバ赤痢と梅毒がそれぞれ1件報告されました。また、基幹定点の報告はありません。眼科定点の報告は流行性角結膜炎が1件報告されました。

 

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京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2021年第51週:令和3年12月20日~令和3年12月26日)No.496

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

令和3年第51週の報告です。感染性胃腸炎が定点あたり9.78件と増加しました。手足口病は定点あたり1.08件と減少しました。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。咽頭結膜熱は中丹西で警報レベルとなっています。全数報告対象の感染症は、結核が8件、ウイルス性肝炎が1件、梅毒が5件報告されました。また、基幹定点の報告はありません。眼科定点では流行性角結膜炎が2件報告されました。

 

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京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2021年第50週:令和3年12月13日~令和3年12月19日)No.495

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

令和3年第50週の報告です。感染性胃腸炎が定点あたり8.38件とわずかに減少しました。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。感染性胃腸炎は京都市伏見区と乙訓で警報レベルとなっています。全数報告対象の感染症は、結核が5件、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件、梅毒が4件報告されました。また、基幹定点では、細菌性髄膜炎が1件報告されました。眼科定点では流行性角結膜炎が2件報告されました。

 

<今週の感染症クローズアップ>結核
昔は労咳とも言いましたが、古代エジプトから存在し、日本では弥生時代後期から有ると言われております。また、新撰組の沖田総司、詩人の正岡子規、小説家の樋口一葉、歌人の石川啄木など結核で亡くなった有名人は多数おられます。近年ではタレントのJOYさんやお笑いコンビ・ハリセンボンの箕輪はるかさんも結核を発症されましたが、適切な治療により今は元気に働いておられます。

 

疫学
結核は、100年前は死因第一位でした。昨年度は悪性新生物、心疾患、老衰が死亡率上位3位であり、結核は20位以下に低下しています。結核は、患者数及び罹患率(人口あたりの新規結核患者数)が減少しているものの、今でも年間10,000人以上の新しい患者が発生し、約2,000人が死亡する日本の主要な感染症です。

-「緊急事態宣言」-この言葉を聞くと新型コロナを想像されるかもしれませんが、1999年に厚労省はそれまで減少していた結核の罹患率が上昇に転じたため、「結核緊急事態宣言」を発しました。現在も宣言は継続されており、毎日約50人の新しい結核患者が発生しており、決して過去の感染症ではありません。

 

病原体と病態

結核は結核菌 (Mycobacterium tuberculosis) により引き起こされます。結核菌の好発部位は肺ですが、全身の臓器・器官に感染します。

感染経路

感染経路:空気感染が主で、結核を発症したヒトが咳をすることで空気中に結核菌が飛散し、飛沫核となって長時間にわたって浮遊し、それを吸い込むと感染します。

 

症状

結核の症状は、3週間以上続く長引く咳、たん、微熱、体のだるさなどが挙げられます。初期症状は,風邪のような症状です。全身倦怠感食欲不振、体重減少、37℃前後の微熱が長期間にわたって続きます。

 

診断方法

結核菌に感染しているかどうかは、血液検査(インターフェロンγ遊離試験)で、結核菌を排出しているかは、痰の塗抹検査や培養、そして核酸増幅法があります。

 

治療

治療は、イソニアジド、リファンピシン、ピラジナミド、エタンブトール(またはストレプトマイシン)の4剤併用薬物療法を行います。一度発症した場合は、6?9ヶ月の投薬療法が一般的です。 治療を正確に完了した場合、再発率は5%未満ですが、治療中断は耐性結核菌の原因となり、難治性となります。

 

☆ポイント:3週間以上続く咳と微熱があれば、医療機関を必ず受診。

 

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京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2021年第49週:令和3年12月6日~令和3年12月12日)No.494

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

令和3年第49週の報告です。感染性胃腸炎が定点あたり8.62件と増加しました。手足口病は定点あたり1.66件と減少しました。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。感染性胃腸炎は京都市伏見区と乙訓で警報レベルとなっています。全数報告対象の感染症は、結核11件、腸管出血性大腸菌感染症が4件報告されました。また、基幹定点の報告はありません。眼科定点では流行性角結膜炎が1件報告されました。

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