本日の欠席数は、11名です。
まつ1名、ばら2名、こすもす3名、すみれ1名、ちゅりっぷ2名、うめ2名です。
体調不良、嘔吐、風邪、咳です。
昨日から欠席数は減りました。
引き続き、健康にはご留意ください。
カテゴリー: 12月
京都府感染症情報センターからの情報
京都府感染症情報センターからのコメント
(2021年第50週:令和3年12月13日~令和3年12月19日)No.495
京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生
令和3年第50週の報告です。感染性胃腸炎が定点あたり8.38件とわずかに減少しました。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。感染性胃腸炎は京都市伏見区と乙訓で警報レベルとなっています。全数報告対象の感染症は、結核が5件、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件、梅毒が4件報告されました。また、基幹定点では、細菌性髄膜炎が1件報告されました。眼科定点では流行性角結膜炎が2件報告されました。
<今週の感染症クローズアップ>結核
昔は労咳とも言いましたが、古代エジプトから存在し、日本では弥生時代後期から有ると言われております。また、新撰組の沖田総司、詩人の正岡子規、小説家の樋口一葉、歌人の石川啄木など結核で亡くなった有名人は多数おられます。近年ではタレントのJOYさんやお笑いコンビ・ハリセンボンの箕輪はるかさんも結核を発症されましたが、適切な治療により今は元気に働いておられます。
疫学
結核は、100年前は死因第一位でした。昨年度は悪性新生物、心疾患、老衰が死亡率上位3位であり、結核は20位以下に低下しています。結核は、患者数及び罹患率(人口あたりの新規結核患者数)が減少しているものの、今でも年間10,000人以上の新しい患者が発生し、約2,000人が死亡する日本の主要な感染症です。
-「緊急事態宣言」-この言葉を聞くと新型コロナを想像されるかもしれませんが、1999年に厚労省はそれまで減少していた結核の罹患率が上昇に転じたため、「結核緊急事態宣言」を発しました。現在も宣言は継続されており、毎日約50人の新しい結核患者が発生しており、決して過去の感染症ではありません。
病原体と病態
結核は結核菌 (Mycobacterium tuberculosis) により引き起こされます。結核菌の好発部位は肺ですが、全身の臓器・器官に感染します。
感染経路
感染経路:空気感染が主で、結核を発症したヒトが咳をすることで空気中に結核菌が飛散し、飛沫核となって長時間にわたって浮遊し、それを吸い込むと感染します。
症状
結核の症状は、3週間以上続く長引く咳、たん、微熱、体のだるさなどが挙げられます。初期症状は,風邪のような症状です。全身倦怠感食欲不振、体重減少、37℃前後の微熱が長期間にわたって続きます。
診断方法
結核菌に感染しているかどうかは、血液検査(インターフェロンγ遊離試験)で、結核菌を排出しているかは、痰の塗抹検査や培養、そして核酸増幅法があります。
治療
治療は、イソニアジド、リファンピシン、ピラジナミド、エタンブトール(またはストレプトマイシン)の4剤併用薬物療法を行います。一度発症した場合は、6?9ヶ月の投薬療法が一般的です。 治療を正確に完了した場合、再発率は5%未満ですが、治療中断は耐性結核菌の原因となり、難治性となります。
☆ポイント:3週間以上続く咳と微熱があれば、医療機関を必ず受診。
新型コロナウイルス感染症の京都府内での発生状況については こちらをご覧ください。
京都府感染症情報センターホームページのアドレス
保護中: 12月23日 終業式
保護中: 12月22日
保護中: 12月20日
京都府感染症情報センターからの情報
京都府感染症情報センターからのコメント
(2021年第49週:令和3年12月6日~令和3年12月12日)No.494
京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生
令和3年第49週の報告です。感染性胃腸炎が定点あたり8.62件と増加しました。手足口病は定点あたり1.66件と減少しました。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。感染性胃腸炎は京都市伏見区と乙訓で警報レベルとなっています。全数報告対象の感染症は、結核11件、腸管出血性大腸菌感染症が4件報告されました。また、基幹定点の報告はありません。眼科定点では流行性角結膜炎が1件報告されました。
新型コロナウイルス感染症の京都府内での発生状況については こちらをご覧ください。
京都府感染症情報センターホームページのアドレス
http://www.pref.kyoto.jp/idsc/
12月15日 全園児お弁当持参日です。
本日は全園児お弁当持参日となっております。
宜しくお願いいたします。
保護中: 12月13日 12月生まれのお友達お誕生日会
保護中: 12月の行事予定表
京都府感染症情報センターからの情報
京都府感染症情報センターからのコメント
(2021年第48週:令和3年11月29日~令和3年12月5日)No.493
京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生
令和3年第48週の報告です。感染性胃腸炎が定点あたり6.70件と増加しました。手足口病は定点あたり1.87件と減少しました。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。手足口病は京都市伏見区、南区と乙訓、中丹西で警報レベルとなっています。全数報告対象の感染症は、結核が2件、侵襲性肺炎球菌感染症、梅毒がそれぞれ2件報告されました。また、基幹定点および眼科定点の報告はありません。
肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)は小児、成人の肺炎、中耳炎、副鼻腔炎などの原因になります。成人の市中肺炎の20%は肺炎球菌が原因といわれていますが、大半は菌血症を伴いません。侵襲性肺炎球菌感染症とは、本来無菌環境である髄液又は血液から肺炎球菌が検出された感染症のことをいいます。髄膜炎、菌血症を伴う肺炎、敗血症などが特に問題とされており、小児および高齢者を中心に患者報告があります。 感染経路は、主に飛沫感染とされています。1歳児の30-50%が肺炎球菌を鼻腔に保菌しており、成人の保菌率は3-5%程度と低いです。感染しても必ず発症するわけではありません。
潜在期間は不明で、症状は小児と成人で異なります。小児では発熱を初期症状とした菌血症が多くみられ、肺炎を伴うことはありません。また髄膜炎は、中耳炎に続いて発症することがあります。成人では、発熱、咳、痰、息切れを初期症状とし、肺炎を伴うことが多いです。髄膜炎の場合、頭痛、発熱、痙攣、意識障害、髄膜刺激症状等の症状を示します。
標準予防策に加えて、症状に応じて接触予防策・飛沫予防策を行うことが大切です。髄膜炎を除き、ペニシリン系抗菌薬が基本となります。髄膜炎や菌血症などの侵襲性肺炎球菌感染症を疑う場合はペニシリン耐性株も考慮した抗菌薬(バンコマイシン+セフトリアキソンなど)で治療を開始することもあります。耐性株が出現し,治療はより困難になってきています。 ペニシリン,アンピシリン,その他のβ-ラクタム系薬剤に対して高度耐性を示す菌株が世界中でみられています。
侵襲性肺炎球菌感染症の予防にはワクチンの接種が有効です。我が国では5歳未満の小児に対して、13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)が定期接種され、65歳以降の高齢者に対して、23価肺炎球菌莢膜多糖体ワクチン(PPSV23)が定期接種されています。
新型コロナウイルス感染症の京都府内での発生状況については、 こちらをご覧ください。
京都府感染症情報センターホームページのアドレス