京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2019年第42週:令和元年10月14日~令和元年10月20日)No.384

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

感染性胃腸炎は、定点あたり2.40件と減少しています。インフルエンザは、定点あたり0.48件報告がありました。伝染性紅斑は、京都市南区で警報レベルとなっています。その他の感染症に大きな変化はありません。全数報告対象の感染症は、結核が4件、百日咳が2件報告されました。また、基幹定点の報告として、無菌性髄膜炎が1件、マイコプラズマ肺炎が4件報告されました。眼科定点の報告として、流行性角結膜炎が3件報告されました。

マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症で、患者の咳のしぶきを吸い込んだり、患者と身近で接触したりすることにより感染すると言われています。晩秋から早春にかけて報告数が多くなり、罹患年齢は幼児期、学童期、青年期が中心です。家庭のほか、学校などの施設内でも感染の伝播がみられます。潜伏期は通常2~3週間で、初発症状は発熱、全身倦怠、頭痛などであり、咳は初発症状出現後3~5日から始まり、解熱後も3~4週間続きます。軽症ですむ人が多いですが、重症化した場合には、入院して専門的な治療が必要になります。長引く咳などの症状がある場合は、医療機関を受診してください。

予防接種など特異的な予防方法はありませんので、流行期には手洗い、うがいなどの一般的な予防方法の励行と、患者との濃厚な接触を避けることが必要です。また、患者の咳から感染しますので、咳の症状のある場合には、マスクを着用するなど咳エチケットにつとめましょう。

京都府感染症情報センターホームページのアドレス

http://www.pref.kyoto.jp/idsc/