京都府感染症情報センターからのコメント
(2020年第6週:令和2年2月3日~令和2年2月9日)No.398
京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生
インフルエンザは、京都府では定点あたり9.29件、全国では9.04件と減少しています。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。インフルエンザは、京都市南区のみで警報レベルとなっています。丹後、乙訓、山城北、京都市右京区、伏見区、中京区、山科区で注意報レベルとなっています。中丹西でA群溶血性レンサ球菌咽頭炎が警報レベルとなっています。水痘が京都市左京区で注意報レベルとなっています。全数報告対象の感染症は、結核が5件、レジオネラ症が1件、侵襲性肺炎球菌感染症が1件報告されました。基幹定点の報告として、マイコプラズマ肺炎が5件報告されました。また眼科定点の報告として、流行性角結膜炎が3件報告されました。 2019年第50週以降注意報レベルとなっていたインフルエンザは、定点報告数が10以下となりました。流行は終息しつつありますが引き続き手洗い、うがいをお願いします。
新型コロナウイルス感染症を疑う症例の特徴として、特異的なものは乏しく、発熱、咳などの症状があり肺炎像を呈すると言われています。発症前14日以内に中華人民共和国湖北省又は浙江省に渡航していたり、湖北省又は浙江省に渡航や居住していた方と濃厚接触歴があり、発熱や呼吸器症状がある場合は、マスクを着用するなどし、保健所へ連絡の上、指示に従って医療機関を受診していただくようお願いします。
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