京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2019年第35週:令和元年8月26日~令和元年9月1日)No.377

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

感染性胃腸炎は、定点あたり2.27件報告されています。伝染性紅斑は、乙訓、山城北、京都市左京区、伏見区で警報レベルとなっています。その他の感染症に大きな変化はありません。全数報告対象の感染症は、結核が7件、腸管出血性大腸菌感染症が4件、デング熱、侵襲性インフルエンザ菌感染症、侵襲性肺炎球菌感染症がそれぞれ1件報告されました。また、基幹定点からマイコプラズマ肺炎が1件、眼科定点から流行性角結膜炎が11件報告されました。

肺炎球菌は、小児、成人の肺炎、中耳炎、副鼻腔炎などの原因になります。成人の市中肺炎の20%は肺炎球菌が原因といわれていますが、大半は菌血症を伴いません。肺炎球菌は、ときに髄膜炎や菌血症を伴う肺炎を引き起こすことがあり、侵襲性肺炎球菌感染症とよばれます。

予防には、うがい・手洗い・マスクといった日常の予防やワクチン接種が有効です。侵襲性肺炎球菌感染症は、小児と65歳以上の高齢者に多く、これらの好発年齢層には、肺炎球菌ワクチンによる予防接種が実施されています。小児に対しては、沈降13価肺炎球菌結合型ワクチンが、65歳以上の成人には23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンが接種されています。

 

京都府感染症情報センターホームページのアドレス

http://www.pref.kyoto.jp/idsc/

9月11日 自由見学参観日

今日も自由見学参観日です。
詳細は、各クラスのタイムスケジュールをご覧ください。
また、今日も園庭は駐車場になりません。駐車場は、保護者会館の下のみです。
また、ホールでの発表練習時の撮影は可能です。園児さんの待機場所等の関係で、真ん中の絨毯が保護者席となります。譲り合ってご利用ください。

また参観終了後、無償化に向けた説明を行います。12:30~13:00の30分間を予定しております。
2日間同じ内容で説明します。また、当日配る資料等は、後日すべての家庭にお配りします。

9月9日 自由見学参観日

本日より2日間、自由見学参観日です。見学時間は、10:20~12:30です。
詳細は、各クラスのタイムスケジュールをご確認の上、ご見学ください。
また、ホールでの発表練習時の撮影は可能です。園児さんの待機場所等の関係で、真ん中の絨毯が保護者席となります。譲り合ってご利用ください。
また参観終了後、無償化に向けた説明を行います。12:30~13:00の30分間を予定しております。
2日間同じ内容で説明します。また、当日配る資料等は、後日すべての家庭にお配りします。
駐車場は保護者会館の下のみです。公共交通機関でお越しください。

9月6日 新入園児説明会

新入園児説明会です。
10:30より、本園ホールで開催します。合わせて、願書も配布します。
幼稚園の説明後、年長組さんの合奏と歌の発表、ヨーケン体操の様子、お歌のお兄さんによる楽しいコンサートを行います。コンサート終了後、保育室見学、質問等を受け付ける時間とします。また、ミニSLを走らせます。
終了時間は、12:00頃です。
予約なく参加自由です。お時間がある方は、ぜひお越しください。
幼稚園の北側保護者会館下に駐車場もございます。また、園庭も一部駐車場にします。
この機会にぜひ幼稚園をご見学ください。

9月4日 避難訓練

今日は地震と火災の避難訓練を行いました。
全園児さん、全員外に避難しました。消防士さんから避難時の逃げ方、また声の出し方などのお話をしていただきました。

本日より、運動会終了まではスポーツウェア登園です。宜しくお願い致します。

また、明日は年少組、最年少組がちびっこランドへ園外保育に行きます。
降園時間は、14:30分です。いつもより30分遅く幼稚園を降園します。

京都府感染症情報センターからの情報

京都府感染症情報センターからのコメント

(2019年第34週:令和元年8月19日~令和元年8月25日)No.376

 

京都小児重症患者診療情報システム管理部 長村敏生

 

感染性胃腸炎は、定点あたり2.23件報告されています。伝染性紅斑は、乙訓、山城北、京都市左京区、南区で警報レベルとなっています。全数報告対象の感染症は、結核が8件、腸管出血性大腸菌感染症が2件、デング熱、アメーバ赤痢、ウイルス性肝炎、カルバベネム耐性腸内細菌感染症、急性脳炎、後天性免疫不全症候群及び侵襲性インフルエンザ菌感染症がそれぞれ1件、百日咳が3件報告されました。また、基幹定点から無菌性髄膜炎が1件、眼科定点から流行性角結膜炎が6件報告されました。

先週に引き続き、腸管出血性大腸菌感染症、デング熱の報告がありました。腸管出血性大腸菌感染症は、例年5月頃から10月頃までが流行期とされています。腸管出血性大腸菌は、汚染された水や食品(生肉、野菜など)などを介して経口感染し、またわずか50個ほどの菌で感染しうるため、患者や保菌者の便からの二次感染にも注意が必要です。感染者のうち6-7%で溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症を発症し、致死率は1-5%に至ります。予防対策として、食肉の十分な加熱処理が最も重要ですが、調理器具の十分な消毒や洗浄、調理や食事前の手洗いの励行も大切です。

デング熱は、蚊が媒介するウイルス感染症で、3~7日の潜伏期間の後に突然の発熱で発症し、筋肉痛、関節痛、眼の奥の痛みを伴います。体幹から拡がる発疹を伴い、7日間ほどの経過で改善することが多いです。症例の多くは、熱帯・亜熱帯地域(特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国)への海外渡航時に感染したものですが、国内にもデングウイルスを媒介する蚊がいますので、注意が必要です。デングウイルスに対する抗ウイルス薬は無く、症状に応じて鎮痛剤の投与や輸液が行われます。またワクチンもないため、蚊に刺されないように予防対策をすることが重要となります。

 

京都府感染症情報センターホームページのアドレス

http://www.pref.kyoto.jp/idsc/